「エンジニアとして採用されたはずなのに、任されるのはテレアポ営業ばかり」 そんな前職からテンファイブへ転職し、2026年6月に入社した絹谷 亮太さん(28歳)。IT未経験、しかも情報系のバックグラウンドもないところからのスタートでした。入社1ヶ月半、金融システムの現場に立ち始めた”いま”の等身大の言葉を伺ってみました。
本企画は、半年後にもう一度同じ方に話を聞くリアルなテンファイブをお届けする「定点観測」型の連載です。
まずは第1弾、転職の決断と入社直後のリアルからお届けします。

プロフィール
絹谷 亮太(きぬや りょうた)/エンジニア 2026年6月入社。大学・大学院では、電気電子工学でペロブスカイト太陽光発電を研究。前職はSESをうたう企業に入社するも、実務はほぼ営業。独学2ヶ月でJava Silverを取得した後に、テンファイブへ転職。現在は金融システムの基本設計フェーズに参画。PM(プロジェクトマネージャー)を目指して未経験のエンジニア・未経験の金融業界にて奮闘中。
「エンジニアのはずが、実務ゼロ」-前職で感じた違和感
── まず、前職ではどんな働き方をされていたんですか?
一応「SES(客先常駐でシステム開発を担う形態)」をうたう会社に入社したんです。でも実態は、ほぼテレアポ営業でした。「Java Silverの資格を取ればエンジニアに移行できる」という話で入ったのですが、研修も名ばかりで、結局は独学。テレアポの合間に平日3時間、休日は12時間くらい勉強して、2ヶ月半でなんとか資格を取りました。
── 凄い努力ですね。そして、資格を取ってエンジニアになられたんですね?
そのはずでした。取得後に一度「じゃあエンジニアに」という話は出たらしいんですが、実際にはずっと先延ばしで……。
おかしいなと思い「本当に移れるんですか?」と確認したら「案件の予定はない」と言われて、そこで転職を決めました。
限られた時間を、名ばかりのポジションで消耗し続けるのは違うな、と。
テンファイブとの出会いと決断
── 転職活動では、どんな軸で会社を探しましたか?
エンジニアとしてPMや責任者になるキャリアパスを描きながら転職先企業を探していました。 また、前職と同じ失敗をしないこと。求人票の言葉だけで判断せず、「その会社が実際に何をやっていて、どんな人を求めているのか」まで知りたかったんです。
利用したIT特化型のエージェントさんは、大手エージェントとは異なり毎日大量の求人を送ってくるのではなく、1社1社の特徴や強みを丁寧に説明してくれました。面接対策も、質問を想定して一つずつ準備してくれて、「自分にちゃんと向き合ってくれている」と感じられたのが大きかったです。
── 数ある会社の中で、テンファイブに決めた理由は?
大きく3つあります。
①「動けば動くほど返ってくる」能動的な環境。 選考の段階から「受け身ではなく、自分から取りにいく姿勢がないと厳しいですよ」と正直に言われました。上から言われた作業をロボットのようにこなすのではなく、聞けば聞くほど仕事も学びも返ってくる。そこが自分には魅力的でした。
② 未経験のビハインドを「金融特化」で強みに変えられる。 28歳・未経験スタートだと、同年代と比較しても何年分もビハインドがある。だからこそ「浅く広く」ではなく「狭く深く」、何かに特化しないといけないと考えていました。金融という専門性の高い領域に絞れるのは、自分にとって大きなメリットでした。
③ 上流工程・質の高い案件に関われる。 取引先も大手企業が中心で、これからの経験値として貴重な現場に立てる。将来PMを目指すうえで、ここで積める経験には価値があると感じました。
── 最初から「上流志向」だったんですか?
いえ、実は最初は「まずは開発・プログラミングから入りたい」と思っていました。でも調べていくうちに、PMを目指すなら、コードを書き続けるより、要件定義や基本設計といった”全体の仕組み”を理解するほうが近道だと気づきました。技術的な会話ができる最低限の土台は持ちつつ、上流に軸足を移す、テンファイブの山城代表やメンバーの方々との面接を受ける過程で、そう考えが変わっていきました。
入社1ヶ月半のリアル
── 入社してから、実際にどんなことを?
とある銀行様の案件のチームにアサインをいただいて基本設計フェーズの途中から参画しました。最初の3週間ほどで、新規機能追加のための基本設計書を4件ほど作成。その後は他の方の設計書を読み込んでレビューの練習をして、いまは正式なレビューにも少しずつ参加させてもらっています。入社1ヶ月半でこの動きなので、自分でも早いなと感じています。
── チームやサポート体制はどうですか?
いまはテンファイブのCTOである工藤さんやパートナー企業のメンバーと協働する現場ですが、距離が近くて質問しやすい。
さらに、上長には大手SIerから転職してきたPM/PLの方が多く、上流工程の進め方や設計の勘所を間近で学べます。案件もきちんと体制化されているので、未経験で分からないことがあっても一人で抱え込まず、気軽に相談しやすい環境が整っています。
社内も、先輩・後輩・同期の関係がフラットで、最初のコミュニケーションもそうした雑談から打ち解けられました。現場では、新人なので的外れな指摘をしてしまうこともありますが、それ自体がシステム理解につながっていて、いい環境だなと思います。
── 入社して「いい意味で裏切られた」ことは?
金融業界のシステム、その業務が難しいことが、逆に良かったです(笑)。
単純作業ではまったくなくて、金融業務そのものの複雑さがやりがいになっている。しかも金融は仕様がかっちり決まっているぶん、理解のとっかかりはつかみやすい面もあるなと感じています。
「金融は難しいけれど、そこで伸ばせるなら絶対にその方がいい」と友人のITエンジニアからも聞いていたので、そこは本当に良かったなと。
あと想像以上に、テンファイブの皆さんお酒が好きでした(笑)。
代表とも距離が近くて話しやすい。フラットで風通しのいい空気は、自分の性格にも合っていました。

── 業務でも、社内メンバーの雰囲気でもいい意味で裏切られてよかったですね!笑 それでは、続いてはリアルな企画ということで今の業務の 1日のスケジュールを教えてください。
いまはほぼレビュー中心の毎日です。
9:00 出社 / 〜10:30 レビュー / 朝会(テンファイブ側) / 午前 レビュー / 12:00 昼休憩 / 午後 レビュー・業務知識の習得・システム理解
レビューのために必要な知識を入れて、いろんな人と関わりながら理解を深めていく。新人としては、少しゆったりめのペースで着実に業務知識を積んでいる段階です。

これからの目標
── 半年後、1年後、どうなっていたいですか?
半年後は、周りの人と同じ業務を自分ひとりで自走してこなせるようになりたい。
そして1年後には、「絹谷だから任せる」と言ってもらえる人材になりたいです。
信頼の蓄積と業務知識を、他の人以上に積み上げていきたい。目指すのはPMですが、「技術のわかるPM」でありたい。だからいまは、設計を通じて全体の仕組みを理解することに集中しています。
(編集注記)このあと半年後に、絹谷さんへ再インタビューを予定しています。第1弾で語った目標がどう変わり、どう実現していったのか──連載第2弾でお届けします。お楽しみに。(26年年末頃を予定)
同じ状況にいる人へ
エンジニアを志したのに、営業など別の業務に回されている人へ。
入社してすぐの短期離職を懸念する気持ちはわかります。僕自身、書類選考でそれを理由に落ちたこともありました。それでも、ちゃんと見てくれる会社とは縁がある。だから、そこは過度に気にせず、自分のやりたいことがしっかりできる環境へ、早く行動を起こすほうがいい。限られた時間を無駄にしないよう、最善の選択をしてほしいと思います。
テンファイブで働くことに興味を持った方へ
テンファイブでは、未経験からでも金融システムの上流工程に挑戦できる環境を用意しています。まずは気軽に話を聞いてみませんか。