Pythonは、初心者から上級者まで幅広く利用されている汎用プログラミング言語です。読みやすく分かりやすいコードで記述でき、様々な用途に活用できます。
このブログでは、Pythonを始めるための基本的なプログラミング概念を、分かりやすく解説します。
1. データ型:情報の基本要素
プログラミングにおいて、扱う情報は様々な型で表現されます。Pythonでは、以下のような主要なデータ型が存在します。
1.1 数値型
- 整数型 (int): 整数を表す型。例:1, 25, -100
- 浮動小数点数型 (float): 小数点を含む数値を表す型。例:3.14, -5.2, 10e5
1.2 文字列型 (str): 文字列を表す型。"Hello", "Python", "世界"
1.3 論理型 (bool): 真偽を表す型。True または False
1.4 その他のデータ型
- リスト (list): 複数の要素を順番に格納する型。[] で囲み、要素をカンマで区切る。例:["りんご", "バナナ", "オレンジ"]
- タプル (tuple): 要素の変更ができないリスト。() で囲み、要素をカンマで区切る。例:(1, 2, 3)
- 辞書 (dict): キーと値のペアを格納する型。{} で囲み、キー:値の形式で要素を記述する。例:{"名前": "田中", "年齢": 30}
- 集合 (set): 重複のない要素の集まりを表す型。{} で囲み、要素をカンマで区切る。例:{1, 2, 3, 4, 4}
2. 変数と定数:情報の格納と管理
2.1 変数
変数は、プログラム内で値を格納し、処理に使用するための領域です。変数の宣言には、=
演算子を使用します。
# 変数の宣言と初期化
name = "太郎"
age = 20
2.2 定数
定数は、一度設定したら変更できない値です。定数の宣言には、=
演算子と keyword
またはconst
を使用します。
# 定数の宣言
PI = 3.14159265
3. 制御構造:プログラムの流れを制御
3.1 条件分岐
if
文、else
文、elif
文を使用して、条件に応じてプログラムの処理を分岐させることができます。
# 例:年齢に応じてメッセージを出力
age = 20
if age >= 20:
print("成人です")
else:
print("未成年者です")
3.2 ループ
for
ループ、while
ループを使用して、繰り返し処理を実行することができます。
# 例:1から10までの数字を出力
for i in range(1, 11):
print(i)
# 例:入力値が0になるまでループ
x = 5
while x > 0:
print(x)
x -= 1
3.3 ネストされたループと条件文
ループの中に条件文を埋め込むことで、より複雑な処理を実行することができます。
# 例:2乗数表を出力
for i in range(1, 11):
for j in range(1, 11):
print(i * j, end=" ")
print()
今回の講座では、Pythonプログラミングの基礎的な概念について説明しました。
次回は、開発環境のセットアップついて解説します。
環境をセットアップし、自分自身の環境でPythonを動かし、プログラマとしての一歩を踏み出しましょう!
ぜひ次回も一緒にPythonプログラミングを学んでいきましょう!