PHPの制御構文をマスターしよう|if文、switch文、ループ処理

プログラムには「条件によって動作を変える」「同じ処理を繰り返す」などの制御が欠かせません。
本記事では、PHPにおける代表的な制御構文、if / else / elseifswitch文for、while、do-whileループ、そしてbreak / continueの使い方をわかりやすく解説します。

if / else / elseif文

条件に応じた分岐処理を行うときに使います。

<?php 
$score = 85; 
if ($score >= 90) { 
 echo "素晴らしい!"; 
} elseif ($score >= 70) { 
 echo "合格です。"; 
} else { 
 echo "再チャレンジしましょう。"; 
}
>

ifが最初の条件、elseifで追加の条件、elseでどれにも当てはまらなかった場合の処理を記述します。

switch文

複数の値を比較して処理を分岐したい場合は、switch文が便利です。

<?php 
 $day = "火曜日"; 
 switch ($day) { 
  case "月曜日": 
   echo "週の始まりです。"; 
   break; 
  case "火曜日": 
   echo "まだ火曜日ですね。"; 
   break; 
  case "金曜日": 
   echo "もうすぐ週末です!"; 
   break; 
  default: 
   echo "特別な日ではありません。"; 
  } 
>

breakを書かないと、次のcaseにも処理が流れてしまうので注意が必要です。

for, while, do-whileループ

同じ処理を繰り返す「ループ構文」もPHPでは基本です。

for文

決まった回数だけ繰り返したいときに使います。

<?php 
 for ($i = 0; $i < 5; $i++) { 
  echo $i . "回目のループ<br>"; 
 } 
>

初期化 → 条件式 → 更新処理の順に書きます。

while文

条件がtrueの間、繰り返します。

<?php 
 $count = 0; 
 while ($count < 3) { 
  echo $count . "回目のwhile&lt;br&gt;"; 
  $count++; 
 } 
>

繰り返し前に条件判定を行います。

do-while文

少なくとも1回は必ず実行されるループです。

<?php 
 $count = 0; 
 do { 
  echo $count . "回目のdo-while<br>; 
    $count++; 
 } while ($count < 3); 
>;

最初に処理し、あとから条件判定を行うのが特徴です。

breakとcontinueの使い方

ループの中で制御を細かく操作したい場合に使用します。

break文

ループを途中で終了させます。

<?php 
 for ($i = 0; $i &lt; 10; $i++) { 
  if ($i == 5) { 
   break; // iが5になったらループ終了 
  } 
    echo $i . <br>; 
 } 
>

continue文

現在の処理をスキップして次のループに進みます。

<?php 
 for ($i = 0; $i < 5; $i++) { 
  if ($i == 2) { 
   continue; // iが2のときは出力せず次へ 
  } echo $i . <br>; 
  }
>

まとめ

今回は、PHPで欠かせない制御構文について学びました。
if文やswitch文で条件分岐を制御し、for/while/do-whileで繰り返し処理を実装し、break/continueでループを柔軟に操作する方法をマスターしましょう。

次回は、PHPでよく使う関数の定義と呼び出し方について詳しく解説していきます!

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